愛知県知多市は、西知多道路に設置される金沢IC(仮称)周辺に計画している広域交流拠点の実現に向け民間事業者を対象とした対話調査を実施する。秩序ある開発とするため建物用途や高さ、色などのルールや制限を定める市街化調整区域内地区計画を設定した事業化を前提に、事業内容や土地購入の条件、市への要望事項などを把握する。27日まで申し込みを受け付ける。
事業候補地は、名古屋都市圏と中部国際空港を結ぶ西知多道路の金沢IC周辺。面積は1~6ヘクタールを想定している。昨年度に実施した対話調査では、ターゲット層や施設機能など市と民間事業者の方向性が合致していることを確認した。一方、PFI方式や民設民営などで事業化した場合、官民の役割の明確化や市の支援などの部分をさらに検討する必要性が明確になったため再度、調査する。
対話では、市街化調整区域内地区計画での事業実施の実現可能性や旭公園などとの連携、事業内容、事業に適している用地、必要面積などを把握する。民間事業者が土地を購入して開発する手法を想定しているため、購入条件や地区計画を設定する際の条件、事業者公募までのスケジュール感、市に期待する支援内容なども把握する。
対話調査は12月4日から13日にかけて実施する。2025年1月ごろに結果の概要を公表する予定。申し込み、問い合わせ先は都市整備部都市計画課(電話0562・36・2668)。