春日部駅西口地区再開発、24年度内に事業協力者選定/準備組合

2024年11月13日 工事・計画 [5面]

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 ◇25年度以降都市計画決定へ
 東武鉄道春日部駅(埼玉県春日部市)西口で再開発事業を計画している「春日部駅西口地区市街地再開発準備組合」(村田勧理事長)は、年度内に事業協力者の選定手続きを行う。準備組合は7月に交通再編計画業務の受注者を日本工営都市空間に決定しており、地区計画などの都市計画手続きを進めるため、計画区域への自動車導入路の配置案も年度内に固める。2025年度以降の都市計画決定を目指す。本組合設立認可や着工、完成などのスケジュールは今後決める。
 計画地は春日部市中央1(区域面積2・6ヘクタール)。区域内を4街区に分割し、それぞれの街区で再開発ビルを段階的に建てる方針だ。区域内で活動していた「中央一丁目地区市街地再開発準備組合」が2月に解散。4月に現行の準備組合を立ち上げ直し、街区を分けたまちづくりの在り方を議論してきた。
 現行の準備組合の前身となる「春日部市中央一丁目地区世話人会」が23年12月にまとめた区域再編案によると、区域西端にある第1街区は4階建て延べ3400平方メートルと27階建て延べ2万0790平方メートルのビルを整備。物販や住宅などの機能を設ける。東側にあり駅西口広場に接する第2街区は、商業や事務所、住宅からなる4階建て延べ2800平方メートルと20階建て延べ2万2400平方メートルのビルを建てる。
 第3街区は3階建て延べ1860平方メートルのビル2棟と、27階建て延べ1万9980平方メートルのビルを建設する。第4街区は27階建て延べ1万9980平方メートルのビルを建設。総合病院や住宅を入れる。駅とロータリーをつなぐ通路もつくる。