利根沼田テクノアカデミーが初の2拠点教育/国交省職員と意見交換

2024年11月19日 行事 [1面]

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 利根沼田テクノアカデミー(群馬県沼田市、桑原敏彦校長)は、国土交通省が進める二地域居住の取り組みと連携して将来の建設業を担う人材を育てる「2拠点教育」に乗りだした。葛西工科高校(東京都江戸川区)と豊田工業高等専門学校(愛知県豊田市)の2校から選抜された生徒ら9人を16、17日に招き、木材の伐倒や製材など林業の現場体験などを実施=写真。国交省入省3年目の職員を交えたディスカッションなどを通じて、二地域居住などへの理解を深めた。=4面に関連記事
 国交省から講師を招いた人材育成企画はアカデミーで初めて。二地域居住の実現可能性についての議論では、参加した学生から乗り合いバスの活用が提案されるなど、講師ら関係者と活発な意見交換が行われた。
 「工科高校と高専という環境が異なる学校の生徒らが関わることで、新しい発見があるだろう」と桑原校長。2025年度は都内の建築・土木科がある高校、26年度は関東圏などへと参加対象を広げたい考えだ。