徳島県三好市は18日、市が所有する船井電機跡地に整備を計画している広域利便性施設の検討状況を明らかにした。多目的ホールは収容規模や形態別にコストを概算。規模が最大となるホール面積1050平方メートル、合計822席の場合、建設費は22億6000万円と試算している。
ホールは800人、500人、300人に分けて検討。800人規模の座席の内訳は置き式が174席、移動観覧席は648席となる。その場合の年間維持費は1億6600万円を見込む。図書館は開架6万冊、閉架3万冊の計9万冊程度の蔵書を軸に検討する。
所在地は池田町マチ2551の4ほか(敷地面積1万6529平方メートル)。基本構想・基本計画策定支援業務は日建設計コンストラクション・マネジメントが担当している。
隣接する総合体育館・ため池エリアも含めた総合的な検討が必要との意見もある。ため池は5100平方メートル規模で、埋め立てして整地するのに約4億1000万円必要と試算している。