札幌市/手稲中央小改築配置計画案、延べ7200平米・27年3月着工めざす

2024年11月21日 工事・計画 [6面]

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 札幌市は、老朽化により改築を計画している手稲中央小学校の基本設計を進めている。新校舎はRC造3階建て延べ7265平方メートルの規模を想定し、屋内運動場も改築する。工期短縮のため仮校舎は建設せずグラウンドに建設する計画で、いずれも2027年3月の着工を想定している。主体工事はWTO対象となる見込みだ。
 手稲区手稲本町3の2の6の1(敷地面積2万1790平方メートル)にある手稲中央小学校は、現校舎がRC造3階建て延べ5776平方メートルの規模で1974年の建設、屋内運動場がS造平屋1196平方メートルの規模で80年の建設。いずれも40年以上が経過し、老朽化と学習環境改善のため現在地で建て替える。
 基本・実施設計は建築と設備に分け発注しており、建築設計は岡田設計、設備設計は北日本技術コンサルがそれぞれ担当。現段階の配置計画案によると、新校舎棟は、敷地北東側にあるグラウンドの北側にRC造3階建て延べ7265平方メートルの規模で建設する。
 校舎棟1~2階に普通教室19室、理科室や家庭科室、音楽室などの特別教室6教室、多目的室3教室を配置。このほか1階には給食室(約350平方メートル)など、2階には職員室や特別支援学習室4教室を整備し、各階にワークスペースやプレイルームを設ける。普通教室は日当たりの良い南・東面に配置する。
 校舎に隣接して北側に平屋の児童会館(延べ約440平方メートル)、西側に屋内運動場(RC造2階建て延べ1368平方メートル)を建設し、それぞれ校舎棟と接続する。
 今後は25年1月中に基本設計を完了して直ちに実施設計に入り、26年度中に実施設計を完了させる。27年3月に着工し、28年12月の完成を見込む。その後29年度に既存の校舎、屋内運動場を解体してグラウンドを整備し、全体の完成は31年3月ごろを予定している。