香川経済同友会/香川県知事と高松市長に提言、高松環状道整備機に新幹線誘致を

2024年11月21日 行政・団体 [15面]

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 香川経済同友会は、国による計画段階評価中の高松環状道路(高松市福岡町~檀紙町間)の整備を契機に、サンポート高松地区に新幹線の高松駅を誘致するよう求める提言書をまとめた。
 1964年の東海道新幹線開業から今年で60年を迎えた。四国の新幹線は73年に基本計画路線に定められてから50年間進展がない。香川県をはじめ四国では人口減少による地域経済の地盤沈下が課題となっている。
 提言書では、企業誘致など本格的かつ持続的な経済活動を生み出す施策を進め地域を活性化するには、高速で大量輸送が可能な新幹線の整備が不可欠と訴えた。高松環状道路整備に向け、概略ルートの比較検討が進む中、三つのルート案はいずれもサンポート高松周辺を通る案となっている。このルートを検討する際には、新幹線駅をはじめとした将来の公共交通ネットワークの検討も必要不可欠と指摘している。
 代表幹事の松村英幹高松商運社長と関谷幸男四電工社長らが19日に香川県庁、20日に高松市役所を訪ね、池田豊人知事、大西秀人市長宛に提言書を提出した。