香川労働局/長時間労働防止へ周知活動展開、県民に3つの「しない配慮」要請

2024年11月28日 行政・団体 [17面]

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 香川労働局が働く人の長時間労働防止への配慮を広く県民に呼び掛けている。2024年度から時間外労働上限規制が建設業を含め全面適用された。生活のさまざまな場面で自身の行動が長時間労働を招く可能性があることを知ってもらうツールとして、仕事を「妨げない」「増やさない」「勤務時間外にさせない」配慮を求めるチラシを作成した。長時間労働につながる習慣をなくしていく具体的なアクションを促している。
 三つの「しない配慮」では、自宅や近隣の工事で「短い工期で依頼していないか」「近隣工事の説明を夜間・土日に求めていないか」といった建設関係者のための配慮を具体例の一つとして記載した。
 全産業平均に比べ、建設業などは過労死を発生しかねないペースで働く人の割合や過労死等認定事案の発生頻度が高いことを示すグラフも付けている。
 香川労働局をはじめ、四国地方整備局や香川県、日本建設業連合会四国支部、建設産業専門団体四国地区連合会、香川県建設業協会、香川県建設産業団体連合会ら31の関係機関・団体が26日に一斉に各ウェブサイトにチラシを掲載した。