大阪商工会議所(鳥井信吾会頭)が地域・産業発展に貢献した個人や企業、団体などを表彰する「大阪活力グランプリ」で、2024年度は大阪・関西万博の会場建設や再開発事業などに尽力した「大阪の建設現場の皆様」がグランプリに輝いた。17日、大阪市内で開かれた会員交流大会で表彰式が行われ、府内の建設従事者を代表し、大阪建設業協会(大建協、錢高久善会長)に表彰状とトロフィー、記念品が贈られた。
本年度は選考委員や同会議所役員・議員らの推薦により、グランプリ部門に29候補、未来デザイン・チャレンジ部門に22候補がノミネート。グランプリに輝いた「大阪の建設現場の皆様」は世界最大級の木造建築「大屋根リング」などの万博会場建設、100年に一度と言われる大阪・梅田の大規模再開発など、大阪の新たなランドマークの誕生や都市の発展を「縁の下の力持ち」として支えた点が評価された。社会的課題を解決に導き、未来社会のデザインを試みる「未来デザイン・チャレンジ賞」はさくらインターネット(大阪市北区)が受賞した。
表彰式で鳥井会頭から表彰状、トロフィーを受け取った大建協の錢高会長は「大阪府内で建設業に従事する約24万人を代表して受賞したと考えている。まだまだ大阪、関西が頑張らなければいけない中で、縁の下の力持ちとして建設業に光を当てていただき大変光栄に思う。今後もインフラの新設、維持更新などに注力し大阪経済のさらなる発展に貢献していきたい」と決意を語った。