四国銀行は、本店ビル(高知市南はりまや町1の1の1、敷地面積約1946平方メートル)などを建て替える計画の概要を固めた。現在の本店、別館、駐車場敷地を活用し、駐車場棟、新本部棟、新本店棟の順に建て替える。3棟はいずれもS造で総延べ約2万5000平方メートル規模となる。駐車場棟は2026年夏頃、新本部棟は28年夏頃、新本店棟は31年春頃の完成を目指す。設計・監理は日建設計が担当。施工者は未定。
新本店棟は5階建て延べ約5500平方メートル、別館南の駐車場敷地(高知市堺町7の4、敷地面積3101平方メートル)に建設する新本部棟は9階建て延べ約1万4000平方メートルでともに中間層免震構造となる。本店西隣の別館敷地(同堺町1の6、同1412平方メートル)に建設する駐車場棟は5階建て延べ約5500平方メートル。自走式駐車場とする。
コンセプトは「四銀の森」。外観に高知県産材を採用するとともに、周囲には高知産植物などを植樹し、高知の自然の豊かさをイメージした緑あふれる環境を整備する。初弾工事となる別館解体は25年春の着手を予定している。
現本店ビルはSRC造地下2階地上6階建て延べ9796平方メートルで1963年に建てられた。高知の観光名所「はりまや橋」にある交差点に面している。5月に建て替え方針を発表した。