日刊建設工業新聞社と近畿建設協会が１１月７、８日に大阪市住之江区のインテックス大阪で開催した建設技術展２０２４近畿では、今年も「橋梁模型製作コンテスト」が大いに盛り上がった。会場製作部門に２１チーム、学生部門に３９チームが出場し、高知県立高知工業高校が両部門で最優秀賞に輝いた。
　会場製作部門は当日支給する材料で支間長１ｍ、幅員８ｃｍ以上の橋梁模型を２時間以内に製作しなければならない。学生部門は事前に参加チームを募り、支給材料で製作した支間長６０ｃｍ、幅員８ｃｍ以上の完成模型を会場に展示する。学識者らで構成する審査委員会（委員長＝飯塚敦神戸大学名誉教授）が規格やデザイン性、技術度、完成度、経済性などを評価し採点する。勝負の大きな分かれ目となる載荷試験は、会場製作部門に２５ｋｇ、学生部門に３０ｋｇの重りを１分間つるして強度を確認。今年は学生部門で多くの橋梁が破壊する波乱の載荷試験となった。
　【会場製作部門】近畿地域づくりセンター／近畿地方整備局紀南河川国道事務所／近畿地方整備局滋賀国道事務所／近畿地方整備局大阪国道事務所／近畿地方整備局姫路河川国道事務所／近畿地方整備局浪速国道事務所／近畿地方整備局和歌山河川国道事務所／高知県立高知工業高校定時制／駒井ハルテック／中央復建コンサルタンツ／西日本高速道路関西支社／阪神高速技術／阪神高速道路／本州四国連絡高速道路／宮地エンジニアリング
　【学生部門】大阪工業大学／大阪府立西野田工科高校／大阪府立布施工科高校／大阪府立都島工業高校／岡山県立高松農業高校／岐阜県立岐阜工業高校／京都市立京都工学院高校／京都府立農芸高校／高知県立高知工業高校全日制／高知県立高知工業高校定時制／神戸市立科学技術高校／修成建設専門学校／富山大学／新潟県立上越総合技術高校／兵庫県立東播工業高校／兵庫県立兵庫工業高校／山口県立萩商工高校／和歌山県立和歌山工業高校