ダム工事総括管理技術者会/静岡県富士市の小学校で出前授業、ペーパークラフトに挑戦

2024年12月27日 行事 [2面]

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 日本ダム協会(押味至一会長)が事務局を務めるダム工事総括管理技術者会(CMED会、内藤明会長)は3日、静岡県富士市の吉原小学校でダムの役割などについて学んでもらう出前ダム授業を行った。小学5年生96人が参加し、座学やダムのペーパークラフト製作などを通じてダムへの理解を深めた。
 授業では内藤会長が趣旨を説明した後、奈須野恭伸副会長が「ダムの役割」をテーマにダムの定義や役割、種類、構造について現在の地球環境にも触れながら解説。静岡県内にある堤高50メートル以上のダムも紹介した。
 児童はペーパークラフトによる川上ダムの製作にも挑戦した。大人で1時間程度かかるペーパークラフトを、多くのグループが40分程度で完成させた。児童へのお土産として、自宅で作成できるペーパークラフトや製作の見本になる完成済みのペーパークラフトが配布された。日本ダム協会設立50周年の記念品の組み立て式スマホスタンドとダムの写真入りアクリルスタンドも配布した。
 児童からCMED会に贈られた手紙では、「ダムの大切さがよく分かった」「本物のダムを見に行きたくなった」といった感想が寄せられた。「本物のダムを造ってみたくなった」など、ダム工事に関心を持った児童もいた。
 CMED会はダムへの理解を深めてもらうため、出前授業に積極的に取り組んでいる。