東日本高速東北支社/25年事業計画、利府しらかし台IC~富谷JCT間4車線化着手

2025年1月8日 工事・計画 [7面]

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 東日本高速道路会社は10月、2005年の設立から20周年の節目を迎える。21年度にスタートした中期経営計画で、東北支社は25年度には中核事業の床版取り換えに26カ所で新規着手する。進行中の工事と合わせて5カ年で計94橋をリニューアルする。社会的使命である「快適で便利な高速道路の提供」に注力。老朽化が進む高速道路の安全・安心を確保するため、確実に工事を推進していく。
 中期経営計画で方針の一つに掲げている「高速道路の整備・強化と4車線化の推進によるネットワーク機能の充実」関連で、仙台北部道路・利府しらかし台(宮城県利府町)~富谷JCT(富谷市)区間の延長6・6キロで4車線化事業に着手する。秋田自動車道の湯田IC(岩手県西和賀町)~横手IC(秋田県横手市)区間、常磐自動車道の浪江IC(福島県浪江町)~南相馬IC(南相馬市)区間では4車線化工事を全面展開。同・相馬IC(福島県相馬市)~新地IC(新地町)区間は工事を公告中だ。磐越自動車道・会津坂下IC(福島県会津坂下町)~西会津IC(西会津町)区間は付帯工工事を施工している。
 3月には常磐道が全線開通から10年目を迎える。福島県浜通りの高規格道路として、復興や地域活性化などに貢献。仙台圏と首都圏を東北道自動車道とのダブルネットワークで結び、道路網の確保や沿線の振興などに寄与してきた。10周年を記念し、利用者や地域住民への感謝の気持ちを込めたさまざまなイベントを予定している。