自然災害が多発・激甚化する中、国土の一層の強靱化に向け中長期にわたる社会資本整備のさらなる推進が求められる。これを支え、地域の安全と安心を守る「地域の守り手」となる建設業への期待は大きい。一方で、建設業の抱える問題は多岐にわたり、中でも担い手の確保に向けた取り組みは喫緊の課題だ。建設業界では、人材を確保し持続的な発展を図るため、民間工事を含めた週休2日確保への取り組み、i-Construction2・0に対応した建設現場のオートメーション化や省人化を踏まえたICT施工、BIM/CIMなど、DXを活用した現場の生産性向上を推し進めている。ここでは、中国地方整備局長ら発注機関の年頭あいさつから建設業への思いを紹介する。