東京・渋谷区は「渋谷二丁目22地区第一種市街地再開発事業」の計画概要を、9日に開いた都市計画素案意見交換会で公表した。渋谷駅の東側に位置し、明治通りと国道246号の交差点に接する角地に延べ5万平方メートルの再開発ビルを建設する。準備組合には事業協力者として東急、東急レクリエーションが参画している。
計画地は渋谷2の22の3、4、6~25(地名地番、施行区域約0・6ヘクタール)。再開発ビルはS一部RC造地下2階地上24階建て延べ5万0900平方メートルの規模。高さは160メートル。
再開発ビルの低層階には商業施設や駐車場、中層階にはシネマコンプレックス(複合映画館)、高層階には事務所が入る予定。
敷地内に地下から地上に効率良く移動できる縦方向の動線(アーバン・コア)を整備することで回遊性を高め、駅とまちをつなぐにぎわいある都市空間を創出する。災害時の一時滞在施設や非常用発電機などを整備し、防災性の向上を図る。
同地区では2004年に一部地権者が勉強会を立ち上げ、13年に準備協議会、17年には準備組合が設立していた。