国交省/浮体式洋上風力建設システム技術研究組合の設立認可

2025年1月17日 行政・団体 [2面]

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 国土交通省は16日、「浮体式洋上風力建設システム技術研究組合(FLOWCON)」の設立認可を発表した。20日付で認可し、同日に中野洋昌国交相が認可書を交付する。再エネ海域利用法に基づく洋上風力発電が拡大する中、より沖合に建設が可能な浮体式風車の施工技術確立が再生可能エネルギー普及拡大への切り札になるとし、国交省は同組合の取り組みに期待を示した。
 FLOWCONは浮体式洋上風力の大量導入を念頭に、大量急速施工を可能とする「合理的な建設システム」の確立と適切な建設コストの達成を研究目標に掲げる。▽浮体式洋上風力発電の「合理的な建設システム」の研究▽海上施工基地の技術開発▽海上施工に必要な気象海象予測システムの開発-の三つのワーキンググループで研究開発を進める。
 構成員は五洋建設、東亜建設工業、東洋建設、日鉄エンジニアリング、若築建設、IHI運搬機械、住友重機械工業の7社。賛助会員としてカナデビア、JFEエンジリアリング、ジャパンマリンユナイテッドが参画する。