新町西地区再開発組合(徳島市)、A工区施設の安全祈願祭開く/施工は株木建設JV

2025年1月21日 行事 [9面]

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 徳島市中心部で第1種市街地再開発事業を計画する新町西地区市街地再開発組合(高木俊治理事長)は、ホテル棟などA工区施設建築物の新築工事に先立ち、20日に徳島市の春日神社で安全祈願祭を開いた。施工を担当する株木建設・美土利建設工業JVから株木康吉株木建設社長らが出席し、玉串をささげて工事の無事完成を祈願した。2月に着工し、2026年6月の完成を目指す。
 24年4月から既存施設の解体工事を進めていた。ホテル棟の規模はS造11階建て延べ4932平方メートルを想定。A工区では川の駅も整備する。神事の後、高木理事長は「多くの人に愛され、街が元気になる施設になれば」と期待を述べた。現場を率いる株木建設の藤崎智史総合所長は「周辺に配慮し、安全に工事を進めたい」と意気込みを語った。
 B工区の施工は鳳建設・司工務店JVが担当。同工区はRC造14階建て延べ3908平方メートル(38戸)、同15階建て延べ9680平方メートル(110戸)の住宅商業棟などを建設する。27年9月の竣工を予定している。
 再開発事業の施行区域は徳島市西新町1ほか約1・3ヘクタール。参加組合員は住宅・商業棟がフージャースコーポレーション・長谷工不動産JV、ホテル棟はさくら不動産。一般業務代行は松田平田設計・アーレックスJVが担当している。