建設業界向けマッチングプラットフォーム「助太刀」を運営する助太刀は、大手建設会社向けの協力会社支援「助太刀パートナーシッププログラム」を開始した。建設業特化型求人サービス「助太刀社員」や職人と工事会社をマッチングする「助太刀法人プラン」を活用し、ITによって協力会社の人材確保と施工体制強化を共に実現する。従来は各社のニーズや課題に合わせ最適なサービスを提供してきた。同プログラムでは全てのサービスをパッケージとして提供。第1号のパートナー企業として竹中工務店が導入した。
同プログラムでは、▽協力会企業への「助太刀」および「助太刀社員」の割引価格提供▽協力会企業へのコンサルティング支援による採用力強化▽協力会企業への助太刀学院オンデマンド特別教育の特別価格提供▽導入企業向けの協力会社の採用力や採用状況のリポート支援▽イベントや業界誌などでの取り組み事例の発信による企業PR支援および業界への知見還元-などのサービスをパッケージで提供可能にした。
従来は個社ごとに発生していた各サービスのカスタマイズにかかる時間やコミュニケーションコストを削減し、スムーズに協力会を持つ建設会社のニーズや課題解決に貢献する。
助太刀は売上高1000億円以上の建設会社を念頭に、年内に10社程度、今後2年以内に40社程度への導入を目指す。引き続き人材に着目した大手建設会社のさまさまなニーズや課題に対応できるようプログラムの拡充を図る。例えば育成の観点では助太刀学院の科目数やプロダクトを強化することも視野に入れている。定着の観点では助太刀社員の導入企業から社員の定着状況に関するデータを蓄積する予定があり、その内容を活用した助言なども想定している。