清水建設/タンザニアで初の建設事業、キゴマ港改修を受注

2025年2月5日 企業・経営 [3面]

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 清水建設は、タンザニア西端部のタンガニーカ湖に面する内陸港・キゴマ港の改修工事を約25億円で受注した。4月から2027年3月にかけて、延長130メートルの旅客ふ頭と平屋1500平方メートル規模の旅客ターミナルビル、旅客ふ頭と主要幹線道路をつなぐ延長480メートルのアクセス道路を整備する。同社がタンザニアで行う初の建設プロジェクトとなる。
 同工事の件名は「キゴマ港改修計画」。タンザニア港湾公社が発注し、設計をエコーが担当している。アフリカ大陸東部で交易路の結節点に当たる同港の旅客輸送機能を強化するため、日本政府の無償資金協力プロジェクトとして計画された。
 清水建設は1967年にアフリカに進出し、これまでに15カ国95件のプロジェクトに従事。タンザニアはアフリカで16番目の進出国になる。