熊本市は4日、「熊本市新庁舎整備基本計画策定及び基本設計・実施設計等業務委託」の公募型プロポーザル(WTO対象)で5者を対象にヒアリングを行い、契約候補者に日建設計・太宏設計事務所JVを選定したと公表した。28日までに契約締結する。
業務では新庁舎整備に向けた基本計画の策定と、新庁舎の基本・実施設計などを一括で行う。履行期間は2028年3月15日まで。
本庁舎と中央区役所庁舎を2棟整備する。予定地は本庁舎がNTT西日本所有地(中央区桜町3の1、敷地面積9987平方メートル)、中央区役所庁舎が市役所花畑町別館跡地(花畑町3の1、2749平方メートル)。
基本計画策定では、▽建設予定地や隣接地といった諸条件の整理▽整備コンセプト▽必要な機能▽適正な規模や施設の配置計画の検討▽概算事業費の算定-などを行う。基本計画の策定期間は25年度まで。
基本・実施設計は本庁舎と区役所庁舎に分けて行う。基本・実施設計はいずれも建築、設備を一括で実施。業務期間は基本設計が26年度まで、実施設計が27年度までを予定。
基本構想によると、新庁舎の必要延べ床面積は、本庁舎延べ5万2200平方メートル(市役所延べ4万5700平方メートル、議会棟延べ6500平方メートル)、中央区役所延べ7800平方メートル。駐車場面積は1万0300平方メートル。
24年度中に実施設計の契約を締結していることが合併推進債の活用条件であるため、実施設計までを一括で発注する。
プロポーザルの次点は、久米設計・桜樹会・古川建築事務所JV。