三河島駅前北地区再開発(東京都荒川区)、特定業務代行者を募集/組合

2025年3月3日 工事・計画 [4面]

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 東京都荒川区の三河島駅前北地区第一種市街地再開発組合(松本香理事長)は3日、特定業務代行者の募集を始める。施設の実施設計や施工、未処分保留床の処分、事業推進のための支援などを任せる。応募書類を14日までに三河島駅前北地区特定業務代行候補者選定審査委員会事務局(全国市街地再開発協会内、港区新橋6の14の5)に持参する。組合は2026年4月の着工、29年12月の竣工を見込んでいる。=発注公告別掲
 募集には単体かJVが参加できる。応募書類の様式は同協会のホームページ(https://www.uraja.or.jp/)で配布する。
 計画地はJR常磐線三河島駅の北側に位置する西日暮里1の4ほか(区域面積約1・5ヘクタール)。再開発ビルは地下1階地上43階建て延べ8万9900平方メートルの規模。
 共同住宅や店舗、公益施設(多目的アリーナ)が入る予定。1階から3階までは地域の生活利便性を高める商業施設や生活サービス施設、子育て支援施設などに充てる。4~43階の共同住宅のうち、4~7階には高齢者向けの住宅を整備する。
 防災計画の一環として、施設共用部分に帰宅困難者の受け入れスペースや防災備品の備蓄場所を設ける。参加組合員は▽三井不動産レジデンシャル▽野村不動産▽三菱地所レジデンス▽コスモスイニシア-の4社。事業コンサルタントはポリテック・エイディディと都市ぷろ計画事務所のJV。基本設計は日建ハウジングシステムが担う。