回転窓/やっぱり!マイ・ユニホーム

2025年3月10日 論説・コラム [1面]

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 本紙最終面の企画欄「やっぱり! マイ・ユニホーム」は2019年に掲載がスタートした。建設会社などの作業服を紹介するシリーズで、これまでに180以上の企業・団体が登場している▼多くが作業服をリニューアルしたタイミングでの掲載であり、数十年ぶりにデザインを刷新したという会社も少なくない。それぞれの顔とも言える作業服は企業イメージにつながるだけに、記事を読むとブランディング戦略の一環であることがよく分かる▼新しい作業服はデザイン性や機能性だけでなく、愛着を持って着用できることも重要なコンセプトとなる。スポーツメーカーやデザイン専門学校とタイアップしたり、社員の意見を反映させた複数案から社内投票で決めたりするなど、さまざまな取り組みが見られる▼作業服を一新したある地域建設会社の広報担当者は「建設業を憧れのナンバーワン職業とするためイメージアップに貢献したい」と話す。作業服を通じた魅力向上に期待したい▼今年も4月に多くの若者が建設業界に仲間入りする。職場や仕事に早く慣れ、マイ・ユニホームを着た姿が板に付くのを楽しみにしよう。