徳島県鳴門市は、体育館と屋内温水プールを兼ね備えた新しいスポーツ施設の建設に乗り出す。２０２５年度当初予算案で「新スポーツ施設基本計画策定業務」に３３００万円を計上した。２５年度早期に業務を発注したい考え。２６年３月にも施設の規模や機能、大まかなスケジュールを盛り込んだ基本計画を取りまとめる方針だ。
　新スポーツ施設のうち、体育館は２０年９月に閉館した市民会館と同規模（フロア面積１５００平方メートル）を前提に検討する。現在は市内にプールがないことから設置を求める市民の声も多く、学校プールとしての利用も視野に入れながらプールの規模を固める。
　庁内で策定した「鳴門市新スポーツ施設基本構想」を月内に公表する予定。その中で新スポーツ施設を建設する有力候補地として、ボートレース鳴門の西側市有地（撫養町大桑島）を挙げている。敷地面積は約１万４０００平方メートル。