奥村組西川口寮完成/木造ハイブリッド構造・中間階免震の社員寮

2025年3月17日 特集

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 奥村組が埼玉県川口市で建設を進めていた社員寮「西川口寮」が完成した。ESG・SDGsへの取り組みの一環として、木造とRCコアのハイブリッド構造とした。208立方メートルの木材を使用し、柱・梁部材には燃え代層として埼玉県飯能産の西川材を使った木質耐火部材、耐震壁にはCLT(直交集成材)を採用。1・2階間に免震層を有する中間階免震構造として安全性を高めている。60室の寮室内も最大限木質化し、良質な住空間を提供する。同社は、今回の設計・施工で得られた知見やノウハウを生かして建築物の木造化・木質化を推進し、カーボンニュートラル(CN)の実現を目指す。