東急不動産らは14日、東京都のPark-PFI(公募設置管理制度)事業として渋谷区で推進している「代々木公園Park-PFI計画」の概要を発表した。施設名称は「代々木公園BE STAGE(ビーステージ)」。飲食・物販店舗が入る延べ約2400平方メートルの建物のほか、イベントステージやスポーツパークなどで構成する。工事には2024年1月に着工済み。2月に一部で供用を始めており、6月までに順次開業する。
東急不と東急、石勝エクステリア、東急コミュニティーの4社が連名で発表した。施設の設計は東急設計コンサルタント、施工は東急建設が手掛けている。東京都は公募手続きを経て22年、事業者と基本協定・実施協定を結んだ。
施設名称の「ビー」には訪れる人が何かを始め、新しい一歩を踏み出せる場所になってほしいとの願いを込めた。施設で活動する人の誰もが主人公になれる、「ステージ」のような空間を目指す。
建設地は神南1(敷地面積4182平方メートル)。JR原宿駅と同渋谷駅の中間に位置し、敷地北側が国立代々木競技場に接している。建物はS一部RC造地下1階地上3階建て延べ2430平方メートルの規模。環境負荷の低減に取り組み、ZEB Readyの認証を取得した。
飲食・物販店舗のほか、スポーツスクールやランニングの拠点施設を入れる。屋上はバーベキュースペースとする。敷地の中心にはイベントステージを設置。アートやスポーツなどのイベント通じ、にぎわいや交流を生み出す。スケートボードなどが楽しめるスポーツパークも開設する。