建設関連各社/データセンター関連イベントに出展、サーバー管理関連技術をPR

2025年3月19日 行事 [3面]

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 東京都港区の東京都立産業貿易センター浜松町館で18日に始まった「Data Center Japan2025」で、建設関連各社がサーバー管理関連の取り組みをPRしている。東急建設や大建工業、長大などが出展し、実物の展示やパネル、冊子で取り組みを紹介。多くの参加者がブースを訪れている。会期は19日まで。
 東急建設は、冬季などに冷凍機の運転期間を最小限に抑えられるフリークーリングシステムを出展した。冷却塔でサーバーを冷やす水の温度を外気湿球温度に近づけるとともに、効率の高い熱交換器を取り入れることで、従来システムと比べ冷凍機の運転期間を約40%、エネルギーを約30%削減できる。
 大建工業は、耐久荷重を高めた「アルミ製グリッドタイプシステム天井」の最新タイプ「DKSS-300H」を展示した。従来の天井では3750ニュートン(N)だったブレース強度を、2万Nに引き上げた。ケーブルラックのつり下げ荷重を300キロまで上げることに成功している。
 長大が紹介したのは、空調設備と警備システムを自動連携させたサーバールーム。業務や簡易宿泊に使えるスペースを設けるなど、柔軟にカスタマイズできるのが特徴だ。
 Data Center Japan2025は日本データセンター協会とナノオプト・メディアが主催している。