高知県/建設現場にクールワークタイム導入、午前11時~午後2時は作業休止

2025年3月31日 行政・団体 [13面]

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 高知県が建設工事に「クールワークタイム」を導入する。期間は6月1日~9月30日。原則午前11時~午後2時は作業を止めて休憩時間とする。夏季の高温時間帯の作業を回避することで、作業員の健康と安全の確保につなげる。土木部土木政策課の担当者は「こうした取り組みは全国の自治体で初めてではないか」としている。
 受注者は工事着手時またはクールワークタイムを導入する1週間前に発注者と協議する。工種が屋内作業でも空調設備がなく屋外と同等の状況と認められる場合は協議の対象とする。
 作業時間の短縮(1日当たり2時間)を補うため、工期を延長できる。延長日数は短縮した時間数に基づき算出する。工期延長に伴う現場維持費の計上は行わないが、熱中症対策の現場管理費の補正対象とするなどの対応を取る。