JACIC/新サービス「コブリス・プラス」を5月7日から提供開始

2025年4月1日 技術・商品 [2面]

文字サイズ

 日本建設情報総合センター(JACIC、山田邦博理事長)は、既存の建設副産物情報交換システム(コブリス)と建設発生土情報交換システム(発生土システム)を全面的にリニューアルし一体化した「コブリス・プラス」のサービス提供を5月7日に開始する。同時に利用者の拡大に向け、料金を引き下げる。
 コブリス・プラスは、両システムに加え、建設発生土の官民有効利用マッチングシステム(官民マッチング)も一体化させる。三つのシステムを、一つのIDで利用できる。リニューアルとシステムの一体化で機能の充実を図るとともに、操作性やデータ精度などを向上させた。
 具体的にはデータの受け渡し経緯が見える化され、関係書類の印刷や紙データでのやりとりを不要にした。資源有効利用促進法省令改正に伴う土壌汚染対策法などの手続き状況の確認結果票は、画面に沿って入力するだけで簡単に作成できる。工事データの登録前に受発注者で同じデータのチェックが可能で、データの精度も高まる。
 新サービスの料金は▽国土交通省地方整備局・北海道開発局、内閣府沖縄総合事務局、他省庁、独立行政法人、高速道路会社など=16万5000円(1ID当たり)▽都道府県、政令市=3万3000円(ID数によらず定額)▽都道府県・政令市の外郭団体、広域水道企業団など=1万6500円(2ID以上が3万3000円)▽市町村、特別区、外郭団体=7700円(ID数によらず定額)。
 JACICは新規利用の申し込みを1日に始め、操作説明会を22日に開催する。コブリスと発生土システムは30日、官民マッチングは5月2日にシステムを停止する。