第50回「建設業スキー大会」(主催・建設業スキー会、後援・日刊建設工業新聞社)が3月1、2の両日、長野県小諸市の高峰マウンテンパークで開かれた。9社から約90人が参加。団体戦では竹中工務店が優勝に輝いた。個人男子は清水悟選手(大成建設)が11年ぶりに栄冠を手にした。個人女子は橋本佳奈絵選手(三機工業)が悲願の1位を勝ち取った。
本戦は全長700メートル、最大斜度25度、標高差140メートルのパノラマコースで実施。仲佐俊之会長(清水建設OB)は「50回目の開催という伝統ある大会がこれからも盛り上がっていくことを期待したい」と総括した。
団体優勝した竹中工務店の市川和也主将は「昨年の初優勝に続き2連覇できて感無量だ。部で合宿をして練習を重ね、新戦力が入ったことも勝因の一つだと思う」と喜びを語った。
個人男子優勝の清水選手は、前年の大会で転倒したことを振り返り「絶対に完走して結果を出そうと思い、11年ぶりに優勝できてとてもうれしく思う」と述べた。個人女子優勝の橋本選手は「姉妹で目指して金メダルがやっと手元に来てくれた。応援し続けてくれた天国の母に感謝する」と話した。
50回目の節目を迎えた今回の大会では、特別企画としてゲスト選手による前走・後走や特別戦でのスノーボードクラス新設、本戦でのカムバック賞の新設、記念Tシャツの作成、記念アルバムや記念スライドショーの作成、過去大会の主な成績表の作成などが行われた。