内幸町一丁目街区(東京都千代田区)、清水建設で南地区施設着工/中央日土地ら

2025年4月4日 工事・計画 [4面]

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 中央日本土地建物らは1日、東京都千代田区で推進している「内幸町一丁目街区南地区第1種市街地再開発事業」に着工した。日比谷公園に隣接した約6・5ヘクタールの街区を、公園と一体的に再整備する「TOKYO CROSS PARK構想」の一環。南地区には延べ約29万平方メートルの規模の施設を整備する。基本設計を日建設計、実施設計・監理と施工は清水建設が担当。2029年3月の竣工を目指す。
 事業は中央日土地と第一生命保険、東京センチュリー、東京電力パワーグリッド、東電不動産の5社で推進している。
 計画地は内幸町1。同構想では帝国ホテルやNTT日比谷ビル、みずほ銀行内幸町本部ビル、東京電力本店ビルなどがある街区を一体的に再整備する。
 南地区はみずほ銀行内幸町本部ビルと、東京電力本店ビルがある地区。みずほ銀行内幸町本部ビルは既に解体が完了した。
 新たな建物は地下SRC・地上S造地下3階地上46階建て延べ29万平方メートルの規模。高さは約230メートル。地下部分は都営地下鉄内幸町駅やJRなどが乗り入れる新橋駅に直結する。低層部には商業施設やホテルなどを入れる。11階以上はオフィス。
 最大の特徴はペロブスカイト太陽電池を活用した、壁面での大規模太陽光発電だ。太陽電池はスパンドレル部の内部に設置。出力は1000キロワット以上になり、メガソーラー発電所の規模に相当する。取り組みは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「次世代型太陽電池実証事業」の採択を受けている。
 エアフローウインドーの採用など省エネルギー化にも取り組み、建物全体でZEB Readyの水準を達成する予定だ。
 同構想のうちNTT日比谷ビルの跡地に当たる中地区には、SRC造地下6階地上48階建て塔屋2階延べ36・1万平方メートルの規模の「セントラルタワー」を建設する。基本設計をNTTファシリティーズ、実施設計と施工は竹中工務店が担当。24年7月に着工しており29年2月の竣工を目指す。
 北地区にある帝国ホテルは、東側にある「東京タワー館」を24年6月に閉館済み。30年度の建て替え完了を目指す。本館の建て替え期間は31~36年度を予定する。