兵庫県加古川市/日岡山公園再整備Park-PFI・DB事業者を再公募

2025年4月16日 工事・計画 [10面]

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 兵庫県加古川市は、Park-PFI(公募設置管理制度)と設計・施工一括(DB)方式を採用する「日岡山公園再整備賑わい拠点創出・管理運営事業」の公募設置等指針を再公表した。事業区域は市内最大の総合公園「日岡山公園」(加古川町大野、約36・3ヘクタール)のうち、南側の「第1期整備エリア」(約3・2ヘクタール)。Park-PFIで公募対象公園施設と特定公園施設など、DB方式で広場や園路、遊具などを整備し、指定管理者制度で公園全体の維持管理・運営を行う。指定管理期間は20年。
 22日まで公園緑地課で説明会(24日開催)の参加申し込みをメール(kouenseibi@city.kakogawa.lg.jp)で受け付ける。9月8~12日に参加表明書など、10月14~17日に提案書類を受け付け、プレゼンテーション審査を踏まえ12月中に選定結果を通知する。
 参加できるのはPark-PFIとDB、指定管理業務のそれぞれを担当する事業者代表によるグループ。指定管理業務の代表者が事業代表者となる。
 DBの参加資格は建設(代表企業)と設計・工事監理の各担当企業でつくるコンソーシアム。建設企業は単体か2~3者JVで、単体とJV代表者・構成員は土木一式工事の総合評定値が750点以上。設計・工事監理企業は建設コンサルタントの「造園部門」または「都市計画及び地方計画部門」で登録する1級建築士事務所。2015年度以降に国や自治体などが発注した都市公園の設計業務の元請履行実績があること。
 Park-PFIで整備する公募対象公園施設は飲食・物販施設など。特定公園施設として大屋根、利便増進施設として情報提供用の広告塔などを整備する。市が負担する特定公園施設整備費の上限は6900万円(税抜き、以下同)。
 DB対象施設は▽大芝生広場▽園路・広場▽遊具▽エントランス▽サービスセンター-など。市の負担額の上限は15億4500万円。指定管理業務では既存のスポーツ施設を除いて維持管理と運営を担当する。
 指定管理料の提案上限額は25億4500万円。
 28年度末までにPark-PFIの設計・施工とDB事業を完了し、29年4月に供用開始する。