大成建設/東京・新宿駅西口広場で4月22~25日に設計作品展、建築設計の魅力発信

2025年4月16日 行事 [3面]

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 大成建設の設計本部が主催する「設計作品展」が22日から25日までの4日間、東京都新宿区の新宿駅構内にある西口広場イベントコーナーで開かれる。自社で設計・施工を手掛けた優れた建築を紹介し、建築設計の魅力や奥深さを広く発信する。設計本部の設立100周年を記念し、初めて本社屋以外で開催する。社員や建築関係者だけでなく一般の来場者も呼び込み、例年の約3倍となる7000人の来場を目指す。
 設計作品展は、設計本部に所属する入社5年目までの若手社員が中心となり毎年開催している。前年に完成した設計・施工物件の中から、社内投票で選ばれた14件の優秀作品を展示する。模型や図面、竣工写真に加え、検討過程の資料も並べ、設計のコンセプトや背景を伝える。100周年を記念し、過去5年の選抜作品を映像で振り返るコーナーも併設する。
 展示空間には、設計者が建築の検討過程で使用したクロスや化粧板、吸音材などの建材約200種を再利用し、再生和紙として壁面素材に活用。透過光を取り込む「光の壁」が会場全体を覆い、幻想的な展示空間を演出する。
 入場無料。開催時間は午前8時~午後8時。大成建設の担当者は「人が忙しく行き交う新宿駅で、対比的な光の塊を置き、記憶に残る鑑賞体験を提供したい」と話している。