高松市は、塩江温泉郷のシンボルとなる新たな交流拠点として再整備中の「塩江道の駅エリア」(塩江町安原上東390の21)に計画している地域振興施設の建設に向け、PPP/PFI導入可能性調査に着手した。導入可能な事業手法を整理する。調査業務は12月26日までの履行期間で百十四経済研究所が担当。2月14日に契約した。契約額は1650万円(税込み)。
2024年12月に再整備に伴い建設する施設群から医療施設を外す方針を決めた。近隣に立地する市民病院塩江分院敷地内にある塩江地域保健活動センターを全面改修する。百十四経済研究所に委託した業務では、当初予定していた事業地での民間提案に基づく収益事業の可否、利用要件なども調査する。
24年8月の建築実施設計完了時点で想定している地域振興施設の導入施設と面積は温浴施設が894平方メートル、レストランとカフェは320平方メートル、物販販売コーナーは359平方メートルなどで総延べ2240平方メートル程度。温浴施設を含めた地域振興施設の建設費は32億9000万円を見込む。
基本・実施設計はオリエンタルコンサルタンツ・東洋コンサルタント・タカネ設計JVが手掛けた。