男子プロバスケットボールリーグ(Bリーグ)の越谷アルファーズ(埼玉県越谷市)が、上位リーグ「B.PREMIER」の参入条件を満たす観客席5000席以上の新アリーナの建設を計画している。2029~30年シーズンの参入を目指している。27年度には着工が必要になるため、地元の越谷市や関係企業などと調整中。検討を支援する業務をデロイトトーマツに委託している。
越谷アルファーズは現在、越谷市立総合体育館(増林2の33)を本拠地としている。収容人数は約4472人でB.PREMIERの参入条件を満たしていないため、新アリーナを検討している。
越谷アルファーズは24年3月27日、市に新ホームアリーナ実現を目指すための要望書を提出。市が所有する越谷レイクタウン内の水辺のまちづくり館(レイクタウン4の1の4)と隣接地、約1万平方メートルの土地の使用と支援への配慮を求めた。
要望書では「エンターテインメント性の高い日常的な体験ができる場所」とし、地域経済の活性化につながる施設のイメージを提示。防災施設としての機能も提案した。
福田晃市長は「新アリーナの建設に当たっては多くのハードルがあり、用地の確保もその一つと認識している。詳細を伺いながらしっかりと協議、検討をさせていただきたい」と回答。その後、協議を重ねている。
基本計画では▽建設主体、施設の規模・概要▽整備手法▽土地の使用方法-などを総合的に固める。現時点で設計には着手していない。