愛媛県大洲市は、市民文化会館の建設に向けた実施設計をまとめた。規模はRC一部S造4階建て延べ5639平方メートル。2026年度に着工し、28年度の完成、29年度の開館を目指す。建設工事費は物価高騰を踏まえ、当初計画から約1・09倍の約62億円(3月時点)を見込む。
老朽化した市民会館(大洲891の1)に代わる新たな文化施設として、東大洲198ほか(敷地面積1万6780平方メートル)に建設する。緩やかな勾配を持った大屋根の下に639席のメインホールや135席のサブホールなどを配置する。ZEB Readyの認証取得を視野に入れる。
25年度当初予算に新築工事設計単価入替業務委託料301万7000円を計上している。基本・実施設計を担当した佐藤総合計画に委託する方針だ。