国交省/官民連携基盤整備推進調査費配分、中部整備局管内から岐阜県高山市が選定

2025年4月25日 行政・団体 [7面]

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 国土交通省が進める「官民連携による地域活性化のための基盤整備推進支援事業(官民連携基盤整備推進調査費)」の2025年度第1回配分で、中部地方整備局管内から岐阜県高山市の広域観光拠点形成のための基盤整備検討調査が選ばれた。公園・広場の整備・運営に向けたPPP/PFI導入可能性検討費1600万円のうち、800万円を助成する。
 対象地は上ノ町・丹生川町新張地区。高山市街地から南東へ約5キロの位置で、広域観光周遊ルートのモデルコースのエリア内にある。山岳眺望に恵まれた広い土地、良好な自然環境を持つが、観光資源を十分に生かし切れていない。
 周辺では長野県松本市方面へ続く中部縦貫自動車道(高山清見道路)の延伸事業が進んでおり、中間ICの設置も予定されている。中間ICに隣接して公園・広場を整備することで周辺への民間投資を誘発し、地域活性化や観光・交流人口の拡大が期待できる。
 市は本年度、現地測量などの基礎調査、概略設計、PPP/PFI導入可能性検討を実施する。今後、業務を委託するための手続きを進める。2027年以降にPPP/PFI事業者による公園・広場施設の整備・管理運営を行う予定。