北海道内で建設業の深刻な人手不足が続いている。日刊建設工業新聞社北海道総局が実施した若手人材の確保・育成に関するアンケート結果によると、13年4月に新規学卒者を1人以上採用した道内建設会社は47.8%にとどまり、さらにそのうち3年後の定着率が5割以下の企業の割合は39.6%を占めることが分かった。北海道新幹線新函館北斗~札幌間の工事の本格化や、昨年8月の連続台風による被災地での復旧工事などで工事量の増加が見込まれている北海道では、民間企業や行政が若い担い手を確保・定着させるための各種取り組みを展開している。