首都圏屈指の名門校、栄光学園中学高等学校が、創立70周年事業として建て替えを進めていた新校舎が完成した。同校は1947年に横須賀市田浦で誕生し、1964年に鎌倉市玉縄の地へ移転。未来のリーダーをはぐくむ新校舎の完成が、新たな時代の始まりを告げる。新校舎は、本校舎棟と西棟の2棟で構成し、どちらもRCと木のハイブリッド構造を採用。広大な敷地を生かして低層化を図り、自然を感じられる理想的な教育環境を実現した。木造学校建築の先進事例として注目を集めている。設計監修は同校卒業生の世界的建築家、隈研吾氏。基本設計・監理は日本設計、実施設計は日本設計・大成建設JV、施工は大成建設がそれぞれ担当した。
【建築概要】
■工事名称/栄光学園70周年事業校舎建設工事
■工事場所/神奈川県鎌倉市玉縄4-1-1
■建築主/学校法人上智学院理事長 高祖敏明
■基本設計・監理/株式会社日本設計
■実施設計/日本設計・大成建設一級建築士事務所設計共同企業体
■施工/大成建設株式会社横浜支店
■敷地面積/105,990.41m2
■構造・規模/RC・木ハイブリッド構造2階建て
■延床面積/9,319.00m2
■工期/2015年5月29日~2017年4月30日