国土交通省関東地方整備局が建設する国道357号「東京港トンネル(東行き)」が貫通した。泥土圧式シールド工法によるトンネル掘削は、日本経済にとって不可欠な物資の大動脈、東京港第一航路の下を最小土かぶり約7mで通過していかなければならない難工事だった。工期短縮、安全確保という施工の大命題に、発注者からの信頼がとりわけ厚い大林組と、土木施工技術の高さに定評のある鹿島の特定建設工事共同企業体(JV)がいどみ、見事に大きな成果を上げた。待望の供用開始は2018年度内となる見通しだ。
■工事概要■
■工事名:357号東京港トンネル(その2)工事
■工事場所:東京都品川区東八潮~同区八潮2丁目
■発注:国土交通省関東地方整備局
■施工:大林・鹿島特定建設工事共同体
■諸元:〈泥土圧シールド工〉仕上がり内径10.4m、トンネル延長1,315m、掘削土量154,000m3、〈構築工〉掘削工100,900m3、コンクリート工31,700m3、鉄筋工5,300t
■工期:2014年3月25日~2017年6月30日