東日本大震災の復興需要や景気の回復、東京五輪開催を控えての関連施設整備など活況を呈する国内建設市場に加え、海外でも公共事業を中心とした建設投資は増加傾向にあり、久しぶりに明るいニュースの相次ぐわが国の建設業界。一見、順風満帆な経営環境だが、本格的な高齢社会の到来と生産年齢人口の減少を背景にした入職者数の低下に伴って、人材不足という大きな悩みを抱えている。その課題解決に向け官民が共同で取り組んでいる一つが女性の活用だ。2014年8月に「もっと女性が活躍できる建設業行動計画」を策定し、本格的な取り組みがスタートした。本企画「女性活躍」特集では、日本建設業連合会(日建連)を中心とした建設業界における女性活躍の最近の動向を紹介する。