ストックマネジメント2017

2017年3月30日 特集

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高度経済成長期を中心に大量に建設されたインフラや建築物の老朽化が進み、その維持管理が急務となっている。高齢化・人口減少に伴う空き家の増加も社会問題と化し、本格的な対策の必要性が叫ばれてきた。古くなったら壊して新しく建てる従来のスクラップ・アンド・ビルドではなく、リニューアルやリノベーションにより良質な社会資産として長寿命化を図ることが経済的、環境的に時代の要請に合致し、地域の歴史、文化の継承にもつながる。本特集号では、適切なインフラメンテナンスや空き家・集落の保存・活用に対する専門家の見解、再生のためのデザイン事例、建設関連企業の改修技術などを紹介する。