日本郵便が進めている新たな地域区分郵便局の整備計画の一環として、「岡山郵便局」が、総社市の岡山自動車道岡山総社インターチェンジに隣接する岡山総社IC流通センター内に完成し、5月22日に開局した。設計は日本郵政、松田平田設計が、施工を戸田建設が担当し、中国地方最大の郵便・物流拠点を期待通り安全に精度高く仕上げた。岡山郵便局は、管内初登場となる複数レーンを持つ小包区分機をはじめ、大型郵便物区分機(高速型)、次世代書状区分機など、高性能の機器類を配備した岡山県および広島県東部エリアにおける区分作業の拠点となる。また、建物4階部分の約3300坪に物流ソリューションセンターを併設。保管、受注、梱包(こんぽう)といった倉庫作業から配送までをトータルで提供するロジスティックス機能がプラスされることで、中国地方のあらゆる物流ニーズに応える、高品質かつスピーディーな物流サービスを提供していく。その設計、施工などに携わった関係者の思いを紹介する。
■建築概要■
■施 設 名:岡山郵便局
■所 在 地:岡山県総社市長良114―2
■発 注 者:日本郵便株式会社
■設 計 者:日本郵政株式会社一級建築士事務所、株式会社松田平田設計
■施 工 者:戸田建設株式会社
■構造・階数:PCaPC造、屋根S造、免震構造、4階
■土地面積:約40,100m2
■建築面積:約14,200m2
■延べ面積:約38,400m2
■工 期:2015年11月17日~2017年4月10日