医療事業や福祉事業などを手掛ける渓仁会グループが札幌市の桑園地区で進めてきた新病院建設計画「Kプロジェクト」が完成した。地域医療や介護サービスの拠点となる新たなリハビリテーションの専門病院「札幌渓仁会リハビリテーション病院」が本日誕生する。
同病院では総ベッド数143床を確保し、通所・訪問リハビリテーション、居宅介護支援などの施設を併設。今後は在宅療養支援と在宅支援リハビリテーションセンター機能も充実させる方針だ。高齢化社会のニーズに対応した高品質な医療サービスを提供する拠点として期待される。
設計は松田平田設計、施工は熊谷組が担当した。リハビリに励む患者の負担軽減や、訓練の合間に患者が安らげる空間作りなど随所に配慮を施し、患者に寄り添った施設に仕上げた。内装や外構には道産木材などを活用することで、地域性の高い施設を実現した。
■建築概要■
■建物名称/札幌渓仁会リハビリテーション病院
■所 在 地/北海道札幌市中央区北10条西17丁目36-13
■建 築 主/セコム医療システム株式会社
■使 用 者/医療法人渓仁会
■設計・監理/松田平田設計株式会社
■施 工/株式会社熊谷組北海道支店
■構造・規模/鉄筋コンクリート造 地上5階塔屋1階
■延べ床面積/8472.07m2
■建物用途/病院(ベッド数143床)
■工 期/平成28年2月19日~平成29年3月31日