滋賀労働総合庁舎 完成

2017年7月24日 特集

文字サイズ

 厚生労働省の支出委任により、国土交通省近畿地方整備局が15年10月から進めてきた「滋賀労働総合庁舎建設工事」がこのほど竣工した。大津市内に点在する滋賀労働局、大津労働基準監督署、大津公共職業安定所(ハローワーク大津)を集約することで、利用者の利便性向上とともに、既存施設の老朽化・狭あい化といった課題の解消と行政効率の向上を図ることなどを目的に計画された同施設では、「環境とつながる」「人とつながる」をキーワードとする「まちかど庁舎」をコンセプトに設定。琵琶湖をイメージした外観の色・デザインをはじめ、街並みや周辺交通に配慮した土地利用計画・外構計画、来庁者の分かりやすさや職員の働きやすさに配慮した平面計画・サイン計画などにより、人にやさしい庁舎とすることを目指した。設計は大建設計・HTAデザイン事務所設計共同体、施工は建築工事を五洋建設、電気設備工事を浅海電気、機械設備を大成設備が担当。関係者が一丸となって厳しい施工条件を克服し、無事故無災害で高品質の建築物を完成させた。
■建築概要■
■工 事 名/滋賀労働総合庁舎建設工事
■建 設 地/滋賀県大津市打出浜449―5
■発 注 者/国土交通省近畿地方整備局
■設   計/大建設計・HTAデザイン事務所設計共同体
■工事監理/株式会社環境空間設計
■施   工/五洋建設株式会社(建築)
       浅海電気株式会社(電気設備)
       大成設備株式会社(機械設備)
       三精テクノロジーズ株式会社(EV設備)
■敷地面積/2032m2
■延べ面積/(庁舎)5517m2
       (自転車置き場)53m2
■構造・階数/(庁舎)RC造地上6階建て
       (自転車置き場)S造平屋
■建物用途/庁舎
■工   期/2015年10月29日~2017年6月30日