大阪港が7月15日に開港150年を迎えた。1868年の開港以降、本格的な築港工事により施設整備が進められ、現在ではわが国屈指の貿易港として、北米・欧州・地中海・豪州・アジアなど、世界約150の国と地域、約600の港とを結び、人口約2100万人を抱える近畿圏の生産消費活動を支えている。また、夢洲地区ではIR(統合型リゾート)や2025年日本万国博覧会の誘致が進められており、関西経済発展の起爆剤として大きな期待が寄せられている。
開港150年の節目を迎え、大阪市港湾局の藪内弘局長に大阪港が果たしてきた役割や今後の取り組み方針を聞くとともに、ベイエリアの活性化、魅力向上に向けたプロジェクトなどを紹介する。