2017名古屋支社暑中特集

2017年8月7日 特集

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 わが国の経済活動の一翼を担う中部地区。新たな中部の将来像を示した中部圏広域地方計画では、2027年のリニア中央新幹線の開業インパクトを最大限に生かすためのさまざまな施策が示された。これを受け、産官学が協力・連携し、実現に向けた取り組みが始動。リニア駅周辺のまちづくりをはじめ、陸・海・空の拠点を結ぶ道路ネットワークの強化や、広域観光周遊ルートの形成などが進行中だ。名古屋駅はその核としてスーパーターミナル化を進め、国際中枢都市にふさわしい玄関口を目指す。一方、少子高齢化が進む中で、持続可能な地域づくりに向け、市街地は立地適正化計画などに基づいたコンパクトシティーを目指す。公的機能の更新・拡充や民間活力の導入などを柱にした新しいまちづくりも展開されている。リニア開業まであと10年。中部発展の礎を築くインフラ整備はどこまで進むのか。