宮城県南三陸町の震災復興をけん引する新庁舎が完成し、本年6月に先行開庁した同町歌津総合支所とともに新たな町政を展開する。新庁舎は地産の木材を生産地・品質などにわたって認証するFSCRを全面的に取り入れるなど、公共施設では全国初の建築を実現させた。設計・監理は久米設計、施工を錢高組・山庄建設JVが担当した。9月3日、本庁舎で開庁式が行われる。
■建築概要■
■件名=南三陸町役場・歌津総合支所新築工事
■発注者=南三陸町長(佐藤仁)
■設計・監理=株式会社久米設計東北支社
■施工=錢高組・山庄建設JV
■本庁舎建設地=宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101
■敷地面積=8730平方メートル
■規模=S・RC・W造3階建て延べ床面積3773平方メートル
■歌津総合支所建設地=南三陸町歌津字管の浜60
■敷地面積=2338平方メートル
■規模=S・RC・W造平屋建て
■延べ床面積=1299平方メートル
■工期=16年2月~17年9月