三菱電機 鎌倉製作所相模工場 衛星機器生産棟 完成

2017年9月22日 特集

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 三菱電機が神奈川県相模原市の鎌倉製作所相模工場で建設を進めていた人工衛星に搭載される太陽電池パネルをはじめとする人工衛星用複合材製品の製造・試験を行う「衛星機器生産棟」が竣工し、10月から生産を開始する。同社は1960年代から宇宙システム事業に参画。国内での衛星システム開発実績は60機以上とトップシェアを誇る。さらに開発機器は海外衛星メーカーからも高い評価を得ており、これまでに500機以上の搭載実績を積み上げている。「衛星機器生産棟」は、大型精密機械加工機や自動溶接機などの生産設備が導入され、生産能力が従来比の最大2倍に増強。工場内に点在していた製造・試験エリアを集約することにより、部品の製造から各種パネルの製造・試験までを一貫して行う体制を構築し、工期短縮・コスト低減・品質向上に取り組む。2019年7月に竣工予定の「新衛星生産棟」による衛星生産能力の増強と併せ、国内外の人工衛星市場への対応力強化が期待されている。設計は大成建設、施工は大成・菱栄テクニカ建設共同企業体が担当した。
■建築概要■
■工事名称/三菱電機株式会社相模D50工場新築工事
■建設地/神奈川県相模原市中央区1丁目1番57号
■発注者/三菱電機株式会社
■設計/大成建設株式会社一級建築士事務所
■施工/大成・菱栄テクニカ建設共同企業体
■敷地面積/12万9221.0m2
■建築面積/7435.7m2
■延べ床面積/9941.8m2
■構造・規模/S造2階建て(最高高さ11.433m)
■用途/工場
■主な生産品目/太陽電池パネル、衛星構体用パネル、アンテナ他
■工期/2016年8月3日~2017年5月31日