建設産業が大きな変革の時を迎えている。日本経済を持続的に発展させ、社会基盤の整備・更新を進めていく上で、建設産業の役割は大きい。基幹産業として、次代を担う人材の確保・育成に不可欠な「働き方改革」に取り組みながら、そうした社会的要請に応えていかなければならない。従来の延長線上にとどまっていては解決が難しい課題も多く、今こそ官民を挙げた取り組みを推進していく必要がある。
「国のかたち」とは、国民が安全で安心して暮らせるための国土・社会基盤づくりに加え、その役割を担う建設産業が健全に発展していくことで形成され、経済の安定成長とも密接に連動する。
経済財政や地方創生、社会資本整備と政治、これからの働き方などさまざまな「かたち」を捉え、現状の分析とともに今後のあり方を展望する。