i-Construction 2017 東北地方整備局が進めるICT工事のフロンティア

2017年10月17日 特集

文字サイズ

 東北地方整備局は、震災復興という待った無しの社会資本整備を背景に、ICT活用工事を全国に先駆けて導入した。16年度に契約したICT土工実施工事299件のうち、実に124件がICT全面活用工事だった。本年度のICT活用工事は契約済み、発注準備あわせて189件にのぼり、工種を舗装、浚渫工事にも広げる。生産性の向上とは単なる工期短縮ではなく、工事の安全性を高め、減少していく就労人口に対して次代を担う一手を模索することにある。各地の工事はまだ黎明期。その建設フロンティアを紹介する。