日本美術刀剣保存協会が東京都墨田区で建設を進めていた「新刀剣博物館新築工事」が竣工し、あす1月19日にオープンする。建設されたのは旧安田庭園内の一画。館内の窓からは豊かな緑と、大きな池が広がる。旧両国公会堂と同様、頂部は丸みを帯びた屋根が架けられ、建物の高さを抑え庭園との調和を図っている。1階にはミュージアムショップや展示・情報コーナー、2階には日本刀の審査や展示の企画を行う管理、学芸の諸室、3階には刀の展示室と屋上庭園などを配置している。設計・監理は槇総合計画事務所、施工は戸田建設がそれぞれ担当した。
■建築概要■
工事名:新刀剣博物館新築工事
工事場所:東京都墨田区横網1-12-9
発注者:公益財団法人日本美術刀剣保存協会
設計・監理:株式会社槇総合計画事務所
施工:戸田建設株式会社東京支店
敷地面積:2,157.89m2
建築面積:1,076.92m2
延床面積:2,619.93m2
構造・規模:RC構造一部S造、地上3階建て
工期:2016年7月1日~2017年8月31日